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【資格紹介】「整備士免許」の強みと取得方法
2021年08月30日
目次
自動車の故障や車検など、自動車を持っている人なら、1度はお世話になったことがあると思われる仕事が「整備士」。整備士として働くには、自動車の専門知識を持ち、自動車の整備を認められたという証である「整備士免許」を持っていることが必要です。
今回この記事では、
・整備士免許とは?種類別に解説
・整備士免許を取得後の仕事
・整備士免許を取得するための方法
を中心に見ていきます。自動車のメンテナンスや修理をする整備士は、まさに自動車のお医者さん。わたしたちの命を守る大切な仕事です。自動車に関わる仕事をしたい人は、整備士免許について、しっかりと理解しておきましょう。
整備士免許はどんな資格?
整備士免許は、自動車整備に特化した国家資格です。自動車の状態をチェックし、状態によって、整備や修理をすることが、整備士の主な仕事になります。整備士は作業する範囲ごとに必要な資格が異なります。
整備士免許の種類は3級から1級、特殊整備士免許の4種類に大きく分類されます。資格ごとの作業可能な範囲を詳しく解説していきますね。
3級自動車整備士免許の種類
3級自動車整備士免許は、さらに以下の4種類に分類され、もっている種類によって、整備できる範囲が異なります。3級自動車シャシ整備士であれば、シャシ部分(自動車のエンジン・ボディ以外の場所)のみ、3級自動車ガソリン・エンジン整備士であれば、エンジン部分のみといった具合です。また3級で作業できるのは、基本的な整備のみ。分解や組立など大掛かりな作業になると、2級以上を取得しなければなりません。
・3級自動車シャシ整備士
・3級自動車ガソリン・エンジン整備士
・3級自動車ジーゼル・エンジン整備士
・3級二輪自動車整備士
2級自動車整備士免許の種類
2級自動車整備士免許も3級と同様に、以下の4種類に分類されます。3級との違いは、作業可能な範囲が大幅に拡大されること。3級の作業可能な範囲が基本的な整備であることに対し、2級では、ほとんどの作業に対応可能なので、活躍の場が広がります。
・2級自動車シャシ整備士
・2級ガソリン自動車整備士
・2級ジーゼル自動車整備士
・2級二輪自動車整備士
1級自動車整備士免許の種類
3級と2級では、部位ごとに資格が分かれていました。しかし1級になると「1級小型自動車整備士」の1種類のみ。細かくいえば、以下の3種類なのですが「1級大型自動車整備士」と「1級二輪自動車整備士」の試験は現在おこなわれていません。1級を取得すれば、ほぼすべての作業が可能ですが、2級の資格をすべて取得したときと作業可能な範囲はあまり変わりません。1級はさらに高い技術・知識を身につけたい人が目指す資格といえます。
・1級小型自動車整備士
・1級大型自動車整備士
・1級二輪自動車整備士
特殊整備士免許の種類
整備士として働く上で、2級か1級の資格を所持していれば、ほぼ問題なく働ける場合がほとんどでしょう。特殊整備士免許は必ずしも取得するべきという資格ではありません。しかし、次の3種類のように特化した資格を所持していると、スペシャリストとして認識され、お客さんの信頼を得やすくなるのは間違いありません。また整備工場に一定人数の特殊整備士免許保有者がいる場合は「優良自動車整備事業者」として国から認定を受けられるので、お客さんの安心に一役買うことができます。
・自動車電気装置整備士
・自動車車体整備士
・自動車タイヤ整備士
整備士免許の強みは?どんな仕事に就けるの?
整備士を目指そうと考えるのは、おそらくは「自動車好き」の人が多くなるでしょう。好きな自動車を触りながら給料をもらえるのは、自動車好きの人にとって代えがたい魅力になるのではないでしょうか。
自動車に関する幅広い知識を持つ整備士は、自動車業界の就職・転職が有利。整備士免許を取得した後の就職先は、次の職場が挙げられます。自動車整備をメインとした仕事はもちろん、自動車の知識を発揮できる仕事など、多くの活躍の場があります。
・整備工場
・ガソリンスタンド
・カーディーラー
・車両開発
・レースメカニック
整備士免許の取得方法
整備士免許を取得するには、受験条件を満たし、学科試験と実技試験に合格しなければなりません。資格ごとの受験条件は以下です。整備士免許の受験条件は、卒業した学校によっても変わります。
3級自動車整備士免許
整備士免許取得のステップとして、まず目指すのは3級です。自動車整備系の学校を卒業していなければ、実務経験が必要になります。未経験で整備士を目指したい人は、最低でも1年以上は実務経験を積んでから、試験に臨んでください。
・自動車整備系の高校、専門学校の卒業と同時に取得
・高校、専門学校、大学で機械工学科を卒業し、実務経験6か月以上
・自動車整備系、機械工学科ではない学校を卒業し、実務経験1年以上
2級自動車整備士免許
自動車整備系で必要な課程を修了、卒業している場合を除き、3級を取得後、一定年数の実務経験が必須。2級を取得すると、できる作業の幅は大きく広がります。整備士として働くなら2級は取得しておきたい資格です。
・自動車整備系専門学校、大学で2級整備士課程を修了後、卒業と同時に取得
・専門学校、大学で機械工学科を卒業し、3級を取得後、実務経験1年6か月以上
・機械工学科の高校、整備士3級課程がある高校、専門学校卒業し、実務経験2年以上
・自動車整備系、機械工学科ではない学校を卒業し、3級を取得後、実務経験3年以上
1級自動車整備士免許
1級は2002年からはじまった資格で、比較的新しい部類に入ります。試験自体の難易度もあり、1級資格を所持しているのは整備士をしている人のうち、4%程度です。整備士として働く上で1級の必要性はそこまで高くはありませんが、今後の技術革新次第では、需要が伸びていくことが予想されます。
・自動車整備系専門学校、大学で1級整備士課程を修了後、卒業と同時に取得
・上記以外の学校を卒業し、2級自動車整備士免許を取得後、実務経験3年以上
特殊整備士免許
2級と1級を取得するには、卒業と同時に条件達成できる場合を除き、ひとつ前の資格を取得しておくことが前提条件として掲げられています。特殊整備士免許では、事前にほかの資格を取得しておく必要はありません。
・自動車整備系の専門学校、大学の特殊整備士課程修了で、卒業と同時に取得
・自動車整備系の専門学校、大学の2級整備士課程を修了し卒業後、実務経験1年以上
・自動車整備系や機械工学科ではない学校を卒業し、実務経験2年以上
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